醸造課研修生 オリヴィエ・カリヨ

醸造課研修生 オリヴィエ

ボンジュール!フランス人のオリヴィエです。
私は母国フランスのワイナリーで働いた経験があり、日本酒に興味がありました。
下関酒造では今、蔵人たちの仲間入りをさせてもらい、酒造りの勉強をしています。
蔵の人たちは本当に優しいし、職人魂を感じます。
グーグルの翻訳ソフトを使って、丁寧に教えてくれますし、すっかりこの蔵が気に入りました!

なぜ下関かって?上智大学に留学しているとき、日本の地方に住んで、いろんな経験がしたいなあと思っていたら、下関酒造との縁があって。
2019年9月に関門海峡の街に来ました。

フランスでは大学でワインビジネスを学んでいました。
南東部のプロヴァンスのアヴィニョンにあるワイナリーでは、2年間ワイン造りをしていました。

ワインと日本酒は似ています。
ワインはフランスの誇る文化です。
日本酒も日本のすばらしい文化。

でも、造り方はちょっと違うのが、とっても興味深いです。
ワインは原料のブドウに含まれる糖によってアルコール発酵するので簡単。
日本酒は麹米をつかって糖を造らないといけないから、ちょっと手がかかります。

びっくりしたのが酒米によって、全然味が違うこと。
米の削り方によって、普通酒から純米大吟醸まで全く違う味わいや香りのお酒をつくり出せるのが驚きで、とっても素晴らしい!

下関酒造の日本酒は、フランス人の私からしても、すごくおいしいです。
おすすめは、蔵人の自慢酒。
最初はライトな口当たりで、デリケートなアロマが口内に広がります。
その後、香りがオープンになって、フルーティーさが口の中にいっぱいに!
ああ、飲みたくなってきました!

2020.02.14卒業

下関酒造|毎日の食卓からハレの日まで。